公益社団法人 日本作曲家協会会報 No.197
2019年度 定期総会を開催

公益社団法人・日本作曲家協会は、2019年度定期総会を5月20日(月)午後2時から、JASRAC「けやきホール」で開催。上程議案をいずれも原案通り承認・可決しました。
この日はまず、田尾将実事務局長がこの1年間の物故会員10名の名前を読み上げ、出席者全員で黙祷を捧げました。
続いて、田尾事務局長から総会の設立条件である出席状況(会員総数537名、当日出席者82名、委任状出席者311名、計393名)の説明があり、「定款第17条」の規定による「総正会員数の過半数(269名)を超える正会員」の出席が確認され、総会が成立した旨、宣せられました。
そして「定款第22条」に基づき弦 哲也会長が議長席につき、徳久広司理事長、桧原さとし常任監事、当協会の法律顧問・会計顧問もそれぞれ所定の席につき(丸山雅仁常任監事は病欠)、弦会長の挨拶で総会は始まりました。
次いで「定款第18条」による議事録署名人を弦議長のほか、水森英夫理事、望月吾郎理事に委嘱、出席者全員の拍手をもって決定されました。
その後、弦議長の開会宣言ののち、徳久理事長が第1号議案「2018年度事業報告」を行い、田尾事務局長が「2018年度収支決算報告」を行いました。そして桧原常任監事より監査報告があり、本議案は承認されました。
引き続き、第2号議案「2019年度事業計画案」では、徳久理事長より今年度の「日本作曲家協会音楽祭・2019」「ソングコンテスト」「日本レコード大賞」「研修旅行会」「会報の発行」の予定につき説明が行われました。また、聖川 湧理事より社会福祉委員会委員長として「各地方での座談会的なシンポジウムの開催」(詳細は別掲)についての提案がなされました。その後、田尾事務局長より「2019年度収支予算案」が説明され、全員の拍手により原案通り承認・可決されました。
そして、第3号議案「2019年度役員選任の件」について、去る4月11日に開票された役員選挙の結果が報告され、上位14名が理事に推薦されました。また、2名の監事候補と1名の監事補候補が推薦され、全員の拍手により承認されました。

最後に、功労賞の表彰、感謝状の授与、新入会員の紹介が行われ、それぞれ記念撮影を行いました。
以上をもって、議案の審議・報告事項もつつがなく終了し閉会となりました。
総会風景


聖川 湧常務理事

辻 宏樹新理事

藤田 たかし新監事
新入会員の皆さん

弦 哲也会長(右)、德久広司理事長(左)
懇親会風景

JASRAC理事長
浅石道夫氏

岡 千秋常務理事

幸 耕平常務理事


新役員
◇会長
弦 哲也
◇理事長
徳久 広司
◇常務理事
岡 千秋
聖川 湧
水森 英夫
幸 耕平
四方 章人
若草 恵
◇理事
大谷 明裕
田尾 将実
辻 宏樹
前田 俊明
望月 吾郎
蘭 一二三
◇監事
桧原 さとし
藤田 たかし
◇監事補
久保田 衛
◇事務局長
田尾 将実
◇事務局次長
山田ゆうすけ
◇事務主任
小澤 詩子
◇事務局員
小畑 佳代
☆功労賞を受賞して☆
☆感謝状贈呈☆

受賞に恥じないように
この度は「功労賞」という素晴らしい賞を頂き、心より感謝申し上げます。これからも、この賞に恥じないよう邁進していくつもりです。
ありがとうございました。

長年にわたり「日本作曲家協会音楽祭」にご協力いただいた功績により、
(株)エクシング代表取締役社長 水谷 靖氏に感謝状を贈呈。
初めて総会に参加して
協会の紳士的な集まりに感嘆
今年(2019年)入会させて頂き、今回早速、大事な総会に出席させてもらい、どのような形で行われるのかとても緊張しながら会場へ向かいました。ホールで受け付けを済ませ、総会が始まるまでの間、周りを見ると、弦 哲也先生はじめ大先生ばかりで、自分の小ささを痛い程感じ、心が打ちのめされ、どなたに何を話そうかと、戸惑うばかりでした。
総会が始まると、一番最初にこの1年に他界された先生がたの黙祷から始まり、さすが日本作曲家協会というところは、紳士的で礼を重んじる素晴らしい方々の集まりなのだ、と感極まりました。総会はその後、順調に進められ、安心してこの協会に身を置くことができると確信いたしました。
今後の作曲活動に力を込め、少しでも協会のお役に立ち、またヒット曲を生み出し歌謡曲界全体を、今以上に盛り上げられれば、と心に誓った一日でした。
どうぞ、末永くよろしくお願い申し上げます。
聖川先生のご提案に賛同
JASRAC「けやきホール」での総会に、初めての参加でしたが、後半で聖川 湧先生からの新しい提案。地方の支部を作り、発信する協力をしてゆきたい……、とのお話がありました。
実は、私も先日たまたま北海道へ行き、地元の方々とCDやユーチューブのための録音・録画をして、とても有意義な感触を得ましたので、重なる思いを感じ嬉しく思いました。作曲家協会に入会させていただき、自分が出来ることを模索しております。
総会終了後、リブレで先輩の先生方に色々お話を伺いつつ楽しい時間を過ごさせてもらいました。業界のことなど、何も分からない私ですが、ご指導いただきながら頑張ってゆきたいと思っております。

この重責ある大任を、会員皆々様方からご支持頂き当選させて頂いた事に、心から感謝申し上げます。
これからは、日本作曲家協会の伝統を引き継ぎかつ発展のために頑張りたいと思います。
そのためには会員皆々様方の話を聞き、潤滑油のような働きをすべき立場が新任の私の使命と思っております。
公益社団法人となった日本作曲家協会。そして会員であるが故の「人生の出会い」。今こそ奮い立つ時を得た思いです。

この度、責任ある監事と言う大役をご指名頂き身の引き締まる思いでいっぱいです。思えば21年前、(故)小川寛興先生のご紹介で当協会へ入会させて頂きました。当時、小川先生も監事をされておられ何か不思議なご縁を感じております。
現在、会務委員、研修委員も務めさせて頂いております。協会のために微力ではありますが、お役に立てれば幸いです。誠心誠意、努めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
『日本作曲家協会音楽祭・2019』開催決定
「日本作曲家協会音楽祭・2019」は下記のとおり実施されます。
《開催期日・場所》
◆日 時 令和元年10月7日(月) 16時30分開場 17時開演
◆場 所 北とぴあ・さくらホール(東京都北区・王子駅前)
《実施内容》
(1)「日本作曲家協会音楽祭・奨励賞」の発表及び表彰
(2)「ロングヒット賞」「ベストカラオケ賞」「有線大衆賞」3賞受賞歌手の発表及び表彰
(3)「ソングコンテストグランプリ」発表及び表彰。歌唱。
日本作詩家協会との共同企画として行っている「ソングコンテストグランプリ・2019」
今年は日本コロムビアのクミコさんを対象歌手として、広く作詩作品を募集。1,516編の応募作品の中から選ばれた最優秀作詩賞2編「タンポポだけの花屋」「FLY〜旅立ち〜」を課題詩として現在作曲募集を行っています。
(課題詩と募集要項は会員に対してすでに告知・発送済み。締め切りは6月20日)
(4)「特別選奨」には、山本譲二さん、坂本冬美さんが決定しており、後半のステージを飾ってもらうことになります。
この模様は11月、BSテレビ東京において放送される予定。